なぜ、いま占術なのか
私たちが見ている世界は、世界のすべてではありません。
人間が直接感じ取り、認識できるものには限りがあります。
では、まだ見えていない変化や関係を捉える方法はないのでしょうか。
古くから人は、時間、季節、方位、暦、自然の周期を手がかりに、目には見えない変化の「きざし」を読み取ろうとしてきました。占術も、その試みのひとつです。
きざしは、中国古代の占術「大六壬」の規則を現代の計算機上で再現し、盤を立て、記録し、後から現実と照合できる形にしてみる試みです。
未来を信じるためではなく、
まだ気づいていないものを見るために。
App Store 未公開です。TestFlight による実機検証を進めており、初回の App Store 提出に向けて準備中です。式盤の計算・再現と、観測・自読・後証の体験を中心に開発しています。
占いアプリとの違い
答えを受け取って終わる占いではなく、
観測して、見立てて、後から確かめる。
答えを受け取ることを中心にした占いとは異なり、きざしは、一つの問いを「その瞬間の観測」として封じ、何を根拠にどう読んだかを残し、後日、現実と照合します。
- 観測問いが立った瞬間を、時刻と暦で固定する
- 見立て盤を材料に、自分でどう読むかを残す
- 後証当時の記録を変えず、現実の展開と照合する
五つの段階
- 問いが立つ — 知りたいことが言葉になる前も含めて、内側に立ち上がった瞬間を記録します。質問文の入力は任意で、式盤の計算には使用しません。
- 時を定める — 問いが立ったと認識した瞬間を、日時・タイムゾーン・方式の版とともに固定します。操作が遅れた場合は、数分以内の短い補正で発生時刻を誠実に復元できます。
- 盤が立つ — 時刻と暦から月将・占時・日干支を定め、天地盤、四課、三伝を組み上げ、出来事を読み解くための一つの盤に整えます。
- 兆しを読む — 起点・推移・帰結傾向・鍵を、根拠となる盤上の構造と分けて読みます。アプリが答えを渡すのではなく、材料を手に、あなた自身が見立てます。
- 封じて残す — 結果は観測記録として端末内に保存します。後から書き換えず、実際に起きたことと照合できます。
このアプリが目指さないこと
- 絶対に起きる未来
- 人の寿命や死期
- 医療・投資・賭博に関する断定
- 第三者の内心や秘密の事実認定
- 不安を煽るための吉凶表示
- 毎日の運勢・通知・ログインボーナス
採用する方式は「大六壬の唯一解」「外部専門家による確認済み」とは主張しません。同じ入力・方式・暦データから同じ式盤が得られる再現性と、どの規則から結果が導かれたかを追える透明性を重視します。『占事略決』をはじめとする六壬の古典を参照しつつ、採用した規則と出典を明示して実装しています。原典の完全復刻や全法の収録を目指すものではありません。
参照している古典・資料
きざしは、式盤の計算(立式)と兆しの読み(解釈)で、参照する古典・資料を分けて記録しています。式盤は、きざしが採用した規則で計算し、兆しの読みでは『占事略決』をはじめとする六壬古典を出典として参照します。
- 京都大学附属図書館 清家文庫 写本『占事略决』 古典資料 兆しの読みの一次根拠
- 蕭吉『五行大義』 古典資料 空亡の定義などの照合
- 浦木裕 註譯・補註(miko.org) 現代注釈 術理解の参考
- 松岡秀達『安倍晴明「占事略决」詳解』 研究・比較 意味確認の参考
- 小坂眞二『安倍晴明撰『占事略決』と陰陽道』 研究・比較 文献把握の参考
未来を言い当てるより、
まだ見えない流れに、
すでにある兆しを観る。
きざしは、占術が未知の情報へアクセスできるとか、未来予知が科学的に証明されているとは主張しません。それが本当に何を捉えているのか、その答えを、きざしは決めません。
古典の規則を透明に再現し、盤を立て、記録し、後から現実と照合する。古典を信じることよりも、自分で観測できることを大切にします。
うつしとの関係
「うつし」が自分の内側を映すなら、「きざし」は自分を含む世界の今を読む。見えないものへ触れるための、方向の異なる二つの窓です。二つは独立したアプリとして、それぞれの体験と思想を保ちます。
大切な判断について
きざしは観測と振り返りの補助道具です。医療・法律・金融・安全上の専門的な助言を提供するものではなく、医療、寿命、投資売買、犯罪など重大な判断を代替しません。緊急時や専門的な判断が必要な場合は、現実の情報と適切な専門家・機関を優先してください。
開発・運営
葉桜ラボ(Hazakura Labo)が開発しています。不具合報告や機能要望はメールで受け付けています。
お問い合わせ: support@hazakura.dev